◉なんで(Do, does, did) +一般動詞の疑問文になるの?
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大昔の英語は語順が自由だった。その代わりに主語の語尾と目的語の語尾が決まっていた。
大昔の英語は「彼は私を愛している」は、He loves me.でも、He me lovesでもよかったんです。
なぜなら、ちゃんと「彼が私を愛している」という意味がわかるように、「....は」の名詞の語尾)とか「....を」の名詞の語尾)とかが決まっていたから。でもこれらの語尾をいちいち覚える必要があり面倒だった。
誰かが、語順を決めればもっと楽ができるんじゃね?と気づいた
そのうち誰かが、「誰が ー どうする ー何を」 の語順に固定してしまえばもっとらくができると気づいた。
(He 彼は) ー (loves 愛している) ー (me. 私を) と語順をキッチリ決めたんです。
もう(主語の語尾) (目的語の語尾)の名詞をいちいち覚える必要はありません。語順が教えてくれるから。
語順が固まったのは、(1100-1500年)頃。SVO, SVC, SVOO, SVOCの語順がかたまってきたんですね。日本では平安時代から鎌倉、室町時代の頃です。
一般動詞の疑問文では be 動詞の疑問文のように主語と動詞をひっくり返すとまずいことが起こった
彼らは「一般動詞の文を疑問文にする」とき、せっかく固定した(Taro) - (loves) - Emi. の語順を変えたくなかったんです。なぜならbe動詞の時みたいに、動詞と主語をヒックリ返すと、(Loves)- ( Taro )- Emi? になる。これだと「一体太郎を愛しているの? えみを愛してるの?」と意味がこんがらがったのです。ヒックリ返して意味がこんがらがるのは困りますね。
一般動詞の疑問文ではDo, Does, Didの助動詞を頭につけて、疑問文でも語順が変わらないようにした
そこで彼らはbe動詞の時とは別の方法で一般動詞の疑問文を作ることにしました。Do, does, Didの助動詞を文の頭につけることで、疑問文を作ることにしたのです。これで、 Taro loves Emi. の語順を替えなくても、疑問文が出来ます。
Does + Taro love (s) Emi ? 太郎は恵美を愛している?
Did + Taro love (d) Emi ?
(ただし、動詞は原形にする必要があります。)